肛門くん



 とあるコンビニ前。
 サルとカニと茶釜がたむろしてなにやら話してます。

 サル「きのう何してた?」

 カニ「何って・・・べつに・・・」

 茶釜「最近おもしれぇことねぇしなぁ」

 そこに*(肛門)が通りかかって声をかけます。

 「ダメじゃないか君たち。通路をふさいじゃあ」

 しぶしぶ場所を移す三人。
 店内に入っていく*を目で追いながら 

 サル「へっ、すかしやがって」

 カニ「そうそう。少し勉強が出来るからってよ」

 茶釜「だいいち*に注意されたくねぇよな」

 しばらくして店内から出てくる*。

 「今日は暑いね」

 そう言ってニコニコしながら三人にアイスを配ります。

 「遠慮しないで。僕のおごりだから」

 戸惑いながらも受け取る三人。

 サル "なんで*におごられるんだ?"

 カニ "*が買ったバニラアイス・・・"

 茶釜 "やだな・・・変な味しないかな" 

 見ると*は買い物袋から腋臭(わきが)スプレーを取り出し、さりげなくシュッとひと吹き。

 サル "なんで*が腋臭気にすんだよ"

 カニ "だいいち*に腋あったか?"

 茶釜 "*のくせに意外ときれい好きなんだな" 

 その時ピロロロと携帯音。
 さっと取り出し話し込む*。

 「あ・・・うん、わかった。すぐ行くから」

 携帯をしまいながらにこやかに会釈。

 「じゃあ僕、これから仕事だから」

 そしてさっそうと歩いていく*。
 そんな*を目で追いながら

 サル "なんだよ*の仕事って"

 カニ "なんで*が携帯持ってんだ?"

 茶釜 "あいつ・・・意外と大物かもな" 
 
 そんな煮え切らない思いをめいめいが抱いたまま   
 それでも黙ってバニラアイスをしゃくり込むサル、カニ、茶釜でありました。