ボクは将軍様6
「どう? アメリカのテロ支援国家指定、解除されそう?」
「は。早ければ年内中にも・・・」
「そ。よかった。支持率上げるためだけに戦争しかけられてイラクの二の舞にされちゃたまんないもんね」
「は。しかし日本政府が拉致問題で横槍を入れているようなので解除が来年にずれ込むことも・・・」
「ホントしつこいよねあの国も」
「何度言ったら分かるんだろうね。拉致問題はもう解決済みだって」
「は。まことにもって・・・」
「拉致した日本人はもういないってあれだけ言ってもわからないのかねぇ」
「は。まことにもって・・・」
「で・・・実際は何人残ってるんだっけ?」
「は。5538人です」
「へぇ・・・まだそんなにいたんだ」
「は」
「どうしようか書記長」
「は・・・」
「いっそ全員処分しちゃう? 後腐れのないように」
「そ、それは・・・」
「やっぱダメ? ホントやっかいだよね」
「ま、でもいいか。まさかの時には人質としても使えるしね」
「は」
「でもくれぐれも逃がしちゃダメだよ。勝手に餓死したり自殺するのは自由だけど」
「は! 心得ております」
「ま、アメリカも同情する振りしてるだけで解除は時間の問題だろうけどね」
「は」
「それにしても何を証拠にボクの国が"テロ支援国家"だなんて言うんだろうね」
「は。まことにもって・・・」
「そもそも解除するんならナハから指定なんかするなって言いたいよね。ほんとバカなんだから糞ブッシュは」
「は。まことにもってブッシュは大バカ者の野グソ野郎でございます」
「もうアルカイダとも何年も前に縁を切ってるし、イランやミャンマーとも・・・」
「では両国からの武器密輸の要請にも今回は・・・」
「ダメダメ! 送っちゃだめだよ。今大事なときなんだから」
「しかしミャンマーは前の倍の値段でどうかと打診してきておりますが」
「倍?・・・ホントに倍って言ったの?」
「は」
「即、送ってあげて。今大変みたいだしぃ」
「は・・・」
「じゃあ頼んだよ書記長。ボク寝るから」
「は!」
「あ・・・そうそう」
「倍出すならテポドン一個おまけしてあげるって言っといて。イランにもね」